この記事を読むと…
◆SEOにおける「キーワード」とはなにか、理解できます
◆キーワード選定の重要性を、理解できます
◆キーワードの種類を、知ることができます
◆キーワード選定のしかたを3STEPで理解できます
SEO対策を進める際にまずやらなければならないこと、それはキーワード選定です。
どんなキーワードで検索されたとき、自分のサイトを上位に表示するのかをあらかじめ決めておく作業です。適切なキーワードを選ぶことで、狙ったユーザーにコンテンツを届けることができるため、非常に重要な工程と言えます。
本記事では、キーワードの重要性と選び方をやさしく解説していきます!
SEOの基礎をおさらいしたい方は、コチラ↓
SEOにおける最重要プロセス「キーワード選定」について
SEOにおける「キーワード」とは?
SEOを始めるにあたって最も重要な前提は、Googleは「巨大なQ&Aシステム」だ、ということです。検索エンジンユーザーは、疑問や問題を解決しようとしてGoogle検索し、良質な回答を求めています。
そしてSEOとは、ユーザーの疑問や問題に対して、良質な回答をコンテンツとして準備することです。
ユーザーがGoogle検索をした際に、検索窓に入力する言葉が、ここで言う「キーワード」のことです。
あなたが検索エンジンで検索するときのことを想像してください。検索窓に入力する「ワード」は、あなたが知りたいと思っていること、つまりそれはあなたの「ニーズ」そのものです。
SEOにおいてキーワードを選ぶということは、ユーザーのニーズを知ること、ユーザーのニーズを汲み取ることなのです。
ユーザーの「ニーズ」を把握するということは、SEO対策のコンテンツ作成において何よりも重要になります。
キーワードというのは、検索者の疑問・問題が凝縮されたもの!
キーワードというのは、ユーザーの「ニーズ」そのもの!
なぜキーワード選定が重要なのか?
「良質なコンテンツ」を作成するためには何から考えたら良いのでしょうか?
結論、ユーザーの「ニーズ」を把握し、キーワードを適切に選ぶことから考えます。
「ユーザーが何に困って検索しているのか」「どんな疑問や問題を抱えて検索しているのか」を的確に受け取り、そのキーワードで検索するユーザーのためのコンテンツを作成する必要があります。
キーワード選びを間違えると、狙ったユーザーにコンテンツを届けることができなくなってしまいます。
「適切に」とは「ユーザーがどんなキーワードで検索するのか」「そのキーワードで上位表示できるのか」を考え、戦略的にキーワードを決める、ということが重要なのです。
Googleは「Googleが掲げる10の事実」の最初に、次のように掲げています。
「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」
キーワードはそのコンテンツのテーマとなります。コンテンツ作成前のキーワード選定のしかたで、そのコンテンツの方向性が決まるため、とても重要なプロセスだといえます。
キーワードの種類と特徴
キーワードには以下の3つの種類があります。
【ビッグキーワード】 例えば、「SEO」「カフェ」「温泉」
・検索語句の数が1語のワード
・月間の検索ボリュームが10,000以上と多い
・競合も多くSEOの難易度が高く、上位表示は非常に難しい。
【ミドルキーワード】
例えば、「SEO やり方」「カフェ 大阪」「温泉 人気」
・検索語句の数が2語のワード
・月間の検索ボリュームがやや少ない
・上位表示はやや難易度が下がる
【スモールキーワード(またはロングテールキーワード) 】
例えば、「SEO やり方 被リンク」「カフェ 大阪 おすすめ」「長野 温泉 人気」
・検索語句の数が3語以上のワード
・月間の検索ボリュームが1,000以下と少ない
・上位表示はさらに難易度が下がる
検索ボリュームが少ないが、スモールキーワードでの検索は検索意図が非常に明確。より具体的なニーズを持ったユーザーの流入が見込めるというメリットがある。競合性の低さとCV(コンバージョン)への繋がりやすさを持つキーワードなので、ぜひ狙いたい。
また、上位表示の難易度は、キーワードの認知度や、ビジネスに直結してお金になるかどうか、によっても変わります。
例えば「SEO」というワードはとても難易度の高いキーワードです。世の中にたくさんいるSEOのプロ達が、ビジネスに直結するためにも上位表示を競っているワードだからです。
逆に、ビジネスとは関係のない「リオネル・メッシ」(サッカー選手の名前)というワードは、同じビッグキーワードでも難易度は下がります。
キーワードの検索ボリュームなどをリサーチすることで、ある程度難易度を知ることができます。そのリサーチ方法については、下記の記事をご覧ください↓
コチラ
トレンドキーワードとは?
Googleで検索されるキーワードは、毎日のように新しくキーワードが生まれています。
新しいニュース、新しい商品、新しい概念が生まれたり、新しく注目されるようになった人物や会社などが生まれるたびに、「トレンドキーワード」が突然生まれ、検索されるようになるのです。
突如として検索ニーズが伸びるキーワードのことを「トレンドキーワード」「トレンドワード」と呼ぶ!
トレンドキーワードは、競合がノーマークであったり、そのワードに関するコンテンツがネット上にまだ存在していない、ということが十分ありえます。
ちなみに、ピックアップしたワードを「Googleトレンド」で検索してみると、過去から現在までの検索需要について、確認できます。
このトレンドキーワードを、うまく自分のビジネスに合わせて利用できるかどうかも、SEOでは重要になります。
トレンドワードは、流行が過ぎ去るとあっという間にアクセスが集まらなくなる可能性があります。
逆に、それほど大きな需要があるわけではないものの、時間が経過しても常に一定の検索需要のあるワードは安定したアクセスを集めてくれます。
SEOを安定させるためにも、トレンドワードだけに頼らず、常に一定の検索需要のあるワードを併用することが重要です。
キーワード選びの超基本「3STEP」
実際にキーワードを選定するには、具体的にどのような手順を踏んだらいいのでしょうか?ここでは、初心者向けの超基本編として、3つのステップで解説していきます。
1、軸となるメインキーワードを決める
2、かけ合わせるキーワード候補を出す
3、優先度をつけて対策キーワードを決める
STEP1!軸となるメインキーワードを決める
まずは、コンテンツの軸となるメインキーワードを決めましょう。メインキーワードは、「自サイトにとって重要かつ関連性が最も高いキーワード」です。
下記をチェックしてみるのがオススメ!
・検索ボリュームが大きいか?
・シンプルなキーワードか?
・ビジネスインパクトが大きいか?
・自サイトといえば一言で言うと何?
・ユーザーはどう検索するだろうか?
STEP2!かけ合わせるキーワード候補を出す
次に、メインキーワードをもとに、かけ合わせるキーワード候補を決めます。 ツールを利用しながら、質より量を意識してさまざまな角度から洗い出してみましょう。
下記ツールの利用がオススメ!
・サジェストキーワード
サジェストキーワードとは、Googleの検索窓にキーワードを入力したときに表示される「候補キーワード」のことです。
・関連キーワード
関連キーワードは、GoogleキーワードプランナーやYahoo!アドバイスツールなどのツールを使って抽出します。
・サイトの流入キーワード
流入キーワードとは、自然検索でユーザーがサイトに流入するとき、実際に検索されているキーワードのことを言います。流入キーワードの抽出は、Google Search Consoleで行うことができます。
・口コミやSNSの発言
口コミやSNSからは、数多くのユーザーのニーズを発見できます。Yahoo!知恵袋などのQ&Aからも同様に、新たなユーザーのニーズが発見できる可能性があります。
コチラ
STEP3!優先度をつけて対策キーワードを決める
最後に、キーワードの最終選定をします。 「検索ボリューム」や「競合性」を調査し、キーワード候補に優先度をつけて選定します。
下記をチェックして優先度をつけてみよう!
・検索ボリュームはどうか
・競合サイトを見てみて勝てるかどうか
・ユーザーニーズに答えているか
・成果につながりそうかどうか
・自サイトの強みにあっているか
・検索されやすい言葉か(ユーザーが検索する時に入力する言葉か)
・既存のページと関連性はあるか
・サイトの将来的な拡張性は考慮できているか
優先度高く選定したキーワードで、実際に検索をしてみましょう。検索結果で上位に出てきたサイトが、競合サイトとなります。
競合サイトの確認ポイント!
・競合サイトが必ず満たしているニーズやポイントがあれば、自サイトにも組み込むことが望ましい
・競合サイトの強みや弱みも調査
・競合サイトでは触れられていないけど、自社では強く押し出せるポイントはないかどうか
ここまでの手順をクリアしたら、実際に作成するコンテンツのキーワードを決定します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?本記事では、SEOにおけるキーワード選定の重要性と、選定方法3STEPを解説しました。
◆キーワードというのは、検索者の疑問・問題が凝縮された、ユーザーの「ニーズ」そのもの!
◆コンテンツ作成前のキーワード選定のしかたで、そのコンテンツの方向性が決まる
◆キーワード選定の基本は以下の3STEP
1、軸となるメインキーワードを決める
2、かけ合わせるキーワード候補を出す
3、優先度をつけて対策キーワードを決める
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